鴨川の野鳥といきもの ~野鳥を支える鴨川の生態系~
今日から2012年です。皆様、昨年はお世話になり有難うございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は原発事故、大震災、土砂災害など大変な年でした。
これらは人間の利益一辺倒で来た私たちへの警鐘です。
しかし3月11以降も、ベトナムへの原発輸出の決定、八ッ場ダム工事の再開、
非核三原則の緩和など、あれだけの原発大事故が起こってからも一向に
反省せず、何ら方針を変えない日本政府には開いた口が塞がりません。
(そしてそれを間接的に支えているのは、私たち市民であることも事実です)
これを機会に変わらなければ、日本には未来がないと思います。
諦めず、今年は未来の子どもたち、人間以外の動植物、海外の人たち、
みんなにとって良い年にしていけるよう、これではダメだと思っている
人たちと共に活動を続けていきたいと思います。
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前置きが長くなりましたが、2011年11月12日に開催した「水のえん」にて、
西台律子さん(日本鳥類保護連盟専門委員)に「鴨川の野鳥といきもの
~野鳥を支える鴨川の生態系~」のテーマでお話しいただきました。
以下、印象に残った内容を紹介させていただきます。
■中州は鳥類、魚類、昆虫にとって重要な場所
・中州は鳥類、魚類、昆虫にとって重要な生息場所となっている。
・中洲の周囲では水の流れがあまりきつくなく、水生昆虫が豊富で、
草かげには魚が産卵し、鳥類の貴重なエサ場となっている。
中州を通った水は、冬は暖かく、夏は冷たくなり、温度調整の機能も
果たしている。
・野鳥はたくさん草が生えているところ(中州)で休息する。カモは
中州に上がってドングリを食べたり、羽づくろいをしている。
・以前、中洲を一気に取ったところでは鳥が減ってしまった。京都府は
中洲の草を50cm残し、10年計画で中州を少しずつ取ることにした。
有難いことだ。50cm残すのは大変な作業だが、豊かな生態系を
残すために引き続き取り組んで欲しい。
■地球温暖化が鳥類に与える影響
・地球温暖化は鳥類のエサや渡りに影響を与えている。
・温かくなり、アオサギやカラスなどの産卵時期が早まっている。
温かくなっても、その後、寒波が来ると、魚がまだ川の下にもぐって
いるため、ヒナのエサである魚を取ることができない。
・鳥類の中には昆虫や魚類だけではなく、植物の実をヒナの
エサとするものもいる。植物も温暖化の影響を受けていても、鳥の産卵
時期の方が植物の開花日より早く変化している場合は、ヒナに与える
木の実のエサが少なくなってしまう。
■外来生物も鳥類のエサ
・アメリカザリガやウシガエルはモズやサギ、カラスなどがよく
食べているのを観察することができる。外来生物であるが、鳥類の貴重な
エサとなっている。
写真 (左) 四条大橋(京都市)のユリカモメ(2010年1月4日に当会撮影)
(右)アメリカザリガニを食べるサギ(西台先生のスライド)


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